電車の思い出のぞき窓

Demonstration of this project

電車の思い出のぞき窓は、鉄道博物館と共同で開発された、複合現実感を利用した展示システムです。従来博物館にパネルやディスプレイ等の形で展示されていた展示物に関する写真や映像資料を、より直感的な強烈な体験として来館者に提示し、展示物への理解を深めることを目的としています。ユーザが展示車両の前でタブレット端末をかざすと、鉄道車両が過去に現役で稼働していた様子の映像が、現実の展示車両に重畳して表示されます。ユーザはその映像を撮影したカメラマンと同じカメラワークをなぞるように端末を動かすことで、現実では動かない展示車両と実際に使われていた時の様子の映像とを同じ空間に見ることができます。